4月4日(土)より、「十勝の木のうつわ展」が始まります。
今月、佐々木さんが制作されている北海道に行ってきました。
廃校になった小学校が工房です。
とにかく広くて、材料置き場には困りません。
佐々木さんは、製材屋さんではなく丸太のまま木を購入する為、
様々なサイズで器を作ることが出来ます。
材料から乾燥させて、作る方はなかなかいないそうです。
佐々木さんは、元々木材屋さんに勤務されていたので木の知識も豊富ですが、
最近は見た目だけで判断出来ない方もいて、丸太に名前が貼ってあるそうです。
(昔は貼っていなかった)自ら材料屋さんに行き、木を選んでいます。
丸太のまま購入してきても、全部は使えません。
芯などを取り除いたりして、残った場所を使います。
毎日、器の制作前に雪かきが日課です(笑)
外と中で乾燥させています。
それでも北海道は、木が豊富だし、木が好きな佐々木さんはストレスがないそう。
廊下にずらっと木が立てかけてあります。
これから器やカトラリーなどになっていきます。
お椀の乾燥中
ここからさらに削っていきます。
上記は荒繰り後の乾燥。
乾燥させることによって、反りにくくなるそうです。
息子のたくみさんが作業中でしたので、見せてもらいました。
木を固定して、回しながら削っていきます。
形状によって、使う器具を変えます。
佐々木さんは、30種類以上の北海道の木を使い(1部違う木もあり)日常的に使える器を制作しています。
息子さん2人も本格的に制作を始め、バリエーションも豊富になってきました。
今回は、新作の角皿、木の雑貨から定番の椀、皿、カトラリーなど約200点並びます。
木が大好きで!、木肌をきれいに見せるには?を特に重要視されているように思いました。
もちろん形状にも気を配りますし、修理もして下さいます(できる限り)。
佐々木さんの人柄がでている、温かみのある器を是非お手に取って頂きたいです。
毎日使いたくなる、使い勝手の良い器です。